大牡丹餅

大牡丹餅1 大牡丹餅2
暑さ寒さも彼岸までとはよく云ったものでして、 今日は漸く寒さも退いて麗かな日差しが縁側で牡丹餅を鱈腹いただいたウパンダの眠りを誘います。 庭には美しい牡丹の花が、縁側には食いしん坊も満足の鼻提灯が咲いています。 しかしこの時、満腹とのどけき陽気に至極満足気な様子で転寝するウパンダが平和を破らんと 背後から忍び寄る辛子色の影があったのでした。 それこそ誰あろう、うさ犬弟のはなまるの、廊下の向こうから甘い匂いに惹かれてやって来てみれば、 お皿に山と盛られた黒くて丸い、そうあれは予ねて知りたる牡丹餅に他あらん! とて判じれば誰もはなまるを止める便無し、近づほどに歩みも足早くスピード速めたれば 理屈でなく本能の命じるまま目に映じる牡丹餅連の内どれが最もでかいのか品定めたるや否や、 これぞとばかりに喰らい付きし大牡丹餅は、 憐れ安逸な眠りを破られたるウパンダの黒くて丸くて大きな耳でした。(2006/1/31)
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