うさ犬ランド

うさ犬は季節の神様のお使い

フレーミング

フレーミング

芸術の秋、ベレー帽にスカーフで格好は一人前に身繕いして、
スモモお姉ちゃんがうさ犬兄弟をお供に風景絵画を物しようとお出掛けの、
うさ犬の里は裏山の高みに上れば展望も好し、ここいら辺りで好かろうと、
イーゼルに折りたたみ椅子を広げ、
はなまるが傍らで早速お弁当を広げているのを尻目にお絵描きの準備を終えれば、
モチーフの決定構成に余念無く、フレーミングの作業に入りますけれど、
慣れないこともあってか如何にも上手く無いご様子となるを見かね、
ご機嫌が悪くなられるのも困ることだよと、
ほんまるがお姉ちゃんの視線の先にご自慢のうさ耳を四角く折って、
どうぞお好きにお使い下さいなとフレーミングのお手伝い、
これは己の指を使う必要も無く、両の手が空いて好都合のスモモ姉ちゃんは
あっちへ少し、いや、こっちは少しの指示出しに、
端無くもほんまるも芸術の秋実践の運びとなるも、
その様子を傍観するはなまるだけは、
生意気にベレー帽なぞ被っていても食いしん坊の本領発揮、
スモモ姉ちゃんがお供に連れ出す餌に 新米で握った握り飯に齧り付く食欲の秋のようで。(2006/10/20)