うさ犬ランド

うさ犬は季節の神様のお使い

春日の秋

春日の秋1
春日の秋2

奈良は春日大社の秋の風物詩と云えば参道南、鹿苑角切り場にて、
鉢巻に法被で身を固めた勢子の追い込めば横倒して、
板前ならぬ神主の構える前の俎板の上の鯉とは、
鹿の角切りに怯えているかに見えるうさ犬お兄ちゃんほんまるの隠すのはご自慢のうさ耳です。

「僕のご自慢の立派な耳をちょん切られちゃ堪らないや」とばかり、
気付かれぬ様にそーっと、そーっと傍らを行くに、
何時もは鹿の分まで横取りするんじゃないかぐらいの食いしん坊も、
本日ばかりは流石に鹿煎餅も目に入らないようで。(2006/9/28)