丁髷

丁髷

庭には萩の花の咲く麗らかなお彼岸の一日、 縁側で大きなお皿に山盛りに用意のお萩に舌鼓を打つうさ犬ファミリーですけれど、 あらあら、あんまり美味しいのか夢中になって頬張るから、 はなまるもウパンダも口の周りは餡子だらけですね。

ところで人一倍食いしん坊なはずなのに、 こんな美味しいお萩にも気を奪われずとは、 例によって食欲にも打ち勝つ悪戯心が湧いて出たモモ之介の、 お行儀悪くお萩を一つ割り箸に突き刺して、 遮眼帯を掛けたかの様にお皿に向かうウパンダの背後に回り、 付き立てたお箸を逆さまに白くて大きな頭、黒い耳の真ん中から差し出せば、 備えたる本人は露知らぬ立派な茶筅型に結われた丁髷の一丁上がりです。(2006/9/4)

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