うさ犬歳時記

痩せ我慢

痩せ我慢
粋な江戸っ子は蕎麦は蕎麦猪口のつゆに皆迄浸すもんじゃないてぇこってすが、 長い蕎麦を猪口に収まるまで浸すなぞ間怠っこしいことはせっかち者はしちゃぁいられない、 となれば蕎麦の端ををちょいと絡ませれば宜しいくらいつゆだって…

徒競走

徒競走
ウサギとカメならぬうさ犬とカメのかけっくら、 負けるな、はなまる!頑張れ、カメさん!と 見守る周囲は本日の運動会のメーンイベントに大盛り上がり、 となれば昔話のウサギの様に、 はなまるが途中で居眠り油断大敵大敗と云う懸念…

秋の便り

秋の便り
真っ青で正に抜けるような高い秋の空に北方より斜行に陣を広げて雁達が帰って来ました。 大空逍遥中のうさ犬お兄ちゃんほんまるも春にお別れの知己を見つけて大喜びでお出迎えです。 手を振るほんまるを微笑み行き過ぎる雁行陣の最後尾…

円月殺法

円月殺法
秋空の下、爽やかな風が通り抜けるようになりました。 過ごし易くはなれどもモモ之介の悪戯心は年中通して変わらず、 今日もも今日とて何を思いついたやら、うさ犬お兄ちゃんはほんまるの尻尾に何やら書き込んでいるようですけれど、 …

ストロー

ストロー
別に急ぎの用で無し、呼び止められて、誘われ、 指差す先のソーダ水、かち割り氷もふんだんに、 炭酸の立ち上がる泡の勢いも盛んなる、青く澄んだ夏の空を冷やした如き鮮やかさ、 呼び止められたるはなまるの一目散に飛び付いて、 呼…

真夏の決闘2

真夏の決闘2
うさ犬の里の裏の森では評判を取る特別甘い蜜を持つ大木に輻輳する虫達に 一際大きなクワガタムシの覇権を握り、 湧き出る蜜は己の思うが儘よと他の虫撥ね退け蜜漁る傍若無人の振る舞いも、 下界から突如現れた大鍬形に今回の決闘はち…

月下美人

月下美人
月下美人は真夏の夜の夢、白い花弁は馨しき大輪の、 満開せるを瞠目すればそれは誰あらん、 うさ犬ファミリーのスモモお姉ちゃんに外ならず、 望月を背景にす、うさ犬ファミリーの中心で、スモモは素敵なドレスを手に入れたよう、 早…

笹餅

笹餅
七夕の本日、大空に横たわるミルキーウェイでは 織姫彦星の両名が年に一度の逢瀬を満喫している頃、 下界ではうさ犬ファミリーのうさ犬兄弟とモモ之介が美味しい笹餅を頬張っています。 食いしん坊の彼等のこと、甘くと頬っぺたの落ち…

梅雨寒

梅雨寒
今日のお昼はお素麺、 スモモお姉ちゃんが茹で上げ冷やして笊に上げたお素麺を、 うさ犬兄弟と囲むお茶の間団欒、外は梅雨時雨模様です。 ちゅるちゅるチューとみたりが美味しそうに吸い上げる光景暫く、 お兄ちゃんほんまるが手元の…

高飛び込み

高飛び込み
ここはうさ犬の里、裏山の不思議の森の池、 暑さ凌ぎに姿を見せたうさ犬お兄ちゃんのほんまるが、 コーラス となれば皆が声を合わせる際の己が指揮台に、 水に背を向けお尻にひんやりとする感触を味わえば、 ピンと伸びたご自慢のう…